実施日時 2011年2月25日(金) 9:50~14:30 |
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場所 食育会館スタジオDo |
参加者 一般公募・青果卸売会社社員・仲卸業者社員の皆様 32名 |
主催 高知県園芸連 安芸施設園芸品消費拡大委員会 |
後援 北國新聞社 |
協賛 やさい・くだもの消費促進協議会 |
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講師及び料理名 |
長野順子 ・米なすのお好み焼き |
小松愛子 ・米なすのたたき ・ピーマンの塩昆布和え |
小松広幸 ・パプリカのスープ |
川竹芳美 ・なすコロッケ |
西岡保子 ・なすと蒸し鶏の梅ソース |
主催スタッフ ・柚子ゼリー ・茗荷混ぜ寿司 |
・なすのつぶつぶソース ・米なすのシーフードサラダ |
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「第9回なす祭り」とは |
日本一の生産量を誇る高知県産なすについての簡単料理や、環境保全型の栽培方法を多くの方に知ってもらい、消費拡大につなげる目的で企画されており、金沢では初となる開催になります。 |
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料理講習会 |
主催者代表の川島一義会長の挨拶の後、6つのグループに分かれて調理開始です。主催スタッフのみのグループ以外は、それぞれに講師の先生に付き添ってもらい、教わりながら調理を進めていきます。卸売会社からは、丸果石川、富山中央、長岡中央など、北陸を代表する青果卸売会社の担当者が参加。仲卸業者では、金沢市場の最大手である柿良青果から、社長を筆頭に数多くの社員の参加がありました。一般参加者の大半は仲良し女性グループでしたが、ご夫婦で参加の方も何組かおいでて、夫婦仲の良い様子も垣間見られました。この日作ったなすのレシピはどれも調理工程は多くなく、男性でも気軽に作れる料理ばかりでした。
ちょっとここで「米なすのたたき」のワンポイントをご紹介します。
この料理は、茹でたなす(たたき)に焼いたアジと薬味を乗せて、ポン酢で食すというもので、その焼きアジを手でほぐすという作業があります。先生曰く「上品にお箸で取ると小骨が残っちゃって、この料理の美味しさが半減しちゃうから、手を使って丁寧に取ってね」とのこと。グループの焼きアジほぐし要員は一生懸命にアジの骨を取り、身をほぐして(傍から見ると、とってもワイルド!)いました。その甲斐あって試食会では高評価を得るほどに仕上がりました。
試食会 試食会は、各グループが作った料理を皆で食べられるようにと、バイキング形式になりました。テーブルには出来上がったなす料理が所狭しと並べられ、改めてなす料理のレパートリーの多さに驚かされました。
試食会が始まると、食欲旺盛な皆さんのおかげで、どのお皿もあっという間に完食となり、午後の出前授業が繰り上がるという事態となりました(笑) |
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出前授業 |
NHKの大河ドラマ「龍馬伝」で、大ブレイクした岩崎弥太郎の生家がある高知県安芸市。ここは、柚子とハウス野菜の一大産地です。山間部には柚子畑が広がり、平坦地にはビニールハウスが並び、果菜類(実を食べる野菜)が作られています。特になすは、高知県の中でも生産量48%を誇っており、竜馬なす・はやぶさ・土佐鷹・米なす・春鈴なす・長なす・丸なす等、いろいろな種類のなすが作られています。そんな安芸市では、安全・安心・新鮮でおいしいものづくりを目指して、環境にやさしい農業、すなわち「環境保全型農業」に取り組んでいます。例えば、害虫の駆除には天敵となる虫を使ってなるべく農薬を使わないようにしたり、受粉にハチを使い、ホルモン剤の使用を控えたりなど。他にも、ハウスのビニールをリサイクルしたり、有機質肥料を使って、できるだけ化学肥料を減らすようにしています。そういった栽培方法を用いている農家とハウスの生産物には、「エコシステム栽培」のトンボのマークが表示されています。他にも、なすのもぎ取り体験やハウス見学、料理教室を開いて地域の消費者との交流を深め、消費拡大に努めているそうです。 |
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料理に参加してみて…それぞれの班からの感想です。 |
米なすのお好み焼き…クセがなく美味しかった。
米なすのたたき…短時間で調理でき良かった。アジで味の深みが増した。
パプリカのスープ…素材の味が感じられる一品でした。
なすコロッケ…もこもこすると思ったのに、しっとりしていて美味しかった。
なすと蒸し鶏の梅ソース…ささ身を電子レンジで加熱しているときにソースを作る
のが効率的だと思いました。素材の味を引き出せる料理。 |
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ご参加いただいた皆様ありがとうございました。 |
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