| 来歴 | 
                
                
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                  原産地はメキシコ辺りの中米で、コロンブスによりヨーロッパに伝えられました。日本へは中国経由で伝えられたといわれ、沖縄から九州南部にかけて広く栽培されるようになります。日本各地に広まるのは蘭学者、青木昆陽が取り寄せた種芋の栽培に成功してからといわれています。 土壌を選ばないことから、各地で栽培されるようになり、飢饉の際には重要な食料として多くの人命を救ったとされています。 | 
                
                
                  | 五郎島金時  ※登録商標  JA金沢市五郎島さつまいも部会 | 
                
                
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                  石川県金沢市粟ヶ崎、五郎島を中心とした粟五地区ではさつまいもの栽培が盛んで、全国でもトップクラスの味と品質を誇る一大産地です。年間約1,400トンを出荷し、育苗や土作り、肥培管理などで一流の味を作り出しています。   
                  8月中旬から収穫が始まり、14℃の低温貯蔵とキュアリング処理で翌年の6月まで周年供給体制を整えています。 栗に近いホクホク感と比較的あっさりした甘さが好評で、一度食べたら忘れられない味わいを持っています。同部会では登録商標化することにより、五郎島金時ブランドに責任と誇りをもって、生産に取り組んでいます。 
                  加賀野菜「さつまいも」へ | 
                
                
                  | 白いさつまいも!?  | 
                
                
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                  さつまいもは赤いものだと思っているあなたへ。なんと白いさつまいももあるんです。品種は色々ありますが、九州南部で栽培されている小金千貫がその代表格。  
いも焼酎などの加工用に使われることが多いのですが、食用にしてもおいしく、根強いファンがいます。 金沢市でもこの白いさつまいもが作られています。ぜひ一度ご賞味してみてはいかがでしょうか。でも絶対数が少ないため、なかなかお目にかかることは難しいですが、一度スーパーや八百屋さんに尋ねてみて下さい。  | 
                
                
                  | 保存法  | 
                
                
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                  さつまいもは寒さに弱いため、冷蔵庫での保存は禁物です。  
常温で風が当たらないように新聞紙に包んで、日の当たらない場所に保管しましょう。蒸れると腐敗してしまいますので、ポリ袋に入れたまま放置しないで下さい。適切な保存をすれば2週間位保存可能ですが、鮮度を考えると早めに使うのが最良です。 | 
                
                
                  | 栄養価  | 
                
                
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                  ■活性酸素を抑制!   
ヤムラサキなどのアントシアニン色素を含む紫色のさつまいもは動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす原因となる活性酸素の働きを抑制する働きを持っています。また、初期の肝機能障害を軽減する効果があり、血圧低下作用も持っています。さらに疲れ目を改善する効果があるといわれます。 
 
                  ■コレステロール対策  
                  さつまいもの水溶性食物繊維の働きにはコレステロール値を低下させる作用があります。腸内のコレステロールを水溶性の食物繊維が吸着し、再び体内に吸収されるのを防ぎます。 
さらに、水溶性食物繊維はナトリウムも吸着する作用があり、体内に吸収される塩分を調整し、血圧降下に役立ちます。 
 
                  ■おなかすっきり!  
                  さつまいもに含まれる不溶性食物繊維には腸壁を刺激し、大腸の蠕動(ぜんどう)運動を促進し、排便をうながす働きがあります。 
いも類の中でさつまいもだけに含まれるヤラピンは、緩下作用を持った物質なので皮ごと食べると食物繊維との相乗作用により便秘予防に効果的です。 
 
                  ■ビタミンC  
                  熱に弱いビタミンCですが、さつまいもの場合、調理の際にでんぷん質が糊化し、膜を作ってビタミンCを保護します。そのため、加熱しても壊れにくいという特徴をもっています。 ビタミンCコラーゲンの生成、にきび予防や傷跡の回復など肌の改善効果を持っています。 そのほかにも抗酸化作用による心臓病の予防や、精神的疲労、ストレス解消にも効果を発揮するといわれます。貧血予防にも効果的です。 
 
                  ■ビタミンE  
                  ビタミンEは、老化現象の原因といわれる過酸化脂質の発生を抑制する働きがあり、細胞の老化防止に効果があります。  
 
                  ■カリウム  
                  カリウムは腎臓からナトリウムを排出する作用があるため、血圧低下に効果的です。 | 
                
                
                  | レシピ | 
                
                
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                  簡単さつまいもサラダ  
材料(4人分) 
さつまいも2本、レーズン大さじ4、マヨネーズ大さじ3、こしょう少々  
                  ①さつまいもはよく洗い、5~7mm厚さの半月切りにします。切ったさつまいもは塩水にさらしてアクを抜きます。 
                  ②①のさつまいもの水気を切って鍋に入れ、水をかぶるくらい加えて中火にかけます。  
                  ③②のさつまいもがやわらかくなったらザルに上げ水気を切って冷まします。  
                  ④レーズンはぬるま湯につけてやわらかく戻し、水気を絞っておきます。  
                  ⑤ボウルに③と④を入れ、マヨネーズとこしょうを加えて混ぜ合わせて出来上がりです。    
 
                  さつまいもの甘煮 
                  材料  
さつまいも1本、砂糖大さじ6、ごま大さじ1、油小さじ1、濃口しょうゆ小さじ1、水400cc、揚げ用油  
                  ①一口大に切ったさつまいもを180℃の油で約3分間揚げます。 
                  ②鍋に、水400cc、砂糖大さじ6、油小さじ1を入れて、強加熱で煮立たせ、揚げたさつまいもを入れて、強加熱で約1~2分間煮詰めます。 
                  ③一度、さつまいもを引き上げます。  
                  ④濃い口しょうゆ小さじ1を鍋に入れてよく馴染ませてから、再度さつまいもを入れ、アメ状になるまで強加熱で約5分間煮込みます。  
                  ⑤最後に包丁で砕いたごまをまぶして、出来あがりです。  |