選び方 |
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表面に傷や黒い斑点が無く、表皮がしなびていないもの、鮮やかな色合いのものを選びましょう。 |
保存法 |
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他の柑橘類と同様、冷蔵庫の野菜室など冷暗所で保存しましょう。 |
栄養価 |
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◎有機酸類
・クエン酸、酒石酸、リンゴ酸を含み、疲労回復、肩こり、筋肉痛を予防します。
・胃液分泌の働きを助け、胸やけ、胃痛を解消します。また、肝臓の働きを円滑にする作用も併せ持っています。
ビタミンC・フラボノイド抗酸化作用があり、病気の原因となる活性酸素を除去する働きがあり、血中コレステロールの低下、抗ウィルス作用、抗ガン作用を持っています。
◎ビタミンP
血圧低下、脳卒中、心筋梗塞の発作予防効果があります。
◎香りのもと=精油成分
血行促進、新陳代謝の促進、抗腫瘍作用、鎮痛作用、抗炎症作用、殺菌作用
◎苦み成分「リモノイド」
抗ガン作用、悪玉コレステロールの抑制作用
種のヌルヌルはペクチン質によるもので、このペクチン質には血糖上昇予防効果、コレステロール値のコントロール効果があり、ビタミンCとの相乗効果で血行を促進する働きを持っています。血行促進効果で毛細血管の働きもよくなり、小じわやシミ、ソバカスが薄くなります。以上のように柚子には驚くべき効果がぎゅっと詰まっているのです。 |
柚子湯 |
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1回分
果実5~6個を輪切りにして、そのまま湯船浮かべる。又は、大きめのボウルに果実を入れ、上から熱湯を注いで20分ほど蒸らし、冷めたら絞り汁を浴槽に入れ、果実はネット、布袋に入れ湯に浮かべる。
柚子湯の効果
血行促進、冷え性、腰痛、神経痛を和らげます。もちろん美肌効果もあります。
※上がり湯に注意せっかくの柚子成分を洗い流してはもったいないので、上がり湯はしないか、サッと浴びるだけにしましょう。バスタオルで拭く時はそっと包み込むようにし、保湿、保温効果を入浴後も生かすようにしましょう。
冬至と柚子湯
冬至には柚子湯に入り、体を温める風習があります。香りを楽しむという風流と共に、寒い日を乗り越えようとする知恵があります。
近年になって成分や効能がクローズアップされていますが、昔の人の知恵には驚かされます。 |
柚子を使ったお菓子 |
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柚餅子(ゆべし)
柚子の中身を取り出し、もち粉と砂糖と柚子を混ぜ、練り合わせたものをその中に入れ、20~30回あめ色になるまで蒸したものです。柚子の香りと上品な甘さが特徴です。石川県では輪島市が有名です。棒状の棹柚餅子もあります。
柚子柿
干し柿の間に柚子の皮を刻んだものを挟んだお菓子です。柚子の香りと干し柿の甘さがびっくりするほどマッチしています。お茶うけ、酒の肴にぴったりです。 |
レシピ |
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柚子酒
肌荒れや冷え性に効果的
材料
黄柚子500g、氷砂糖70g、ホワイトリカー900cc
①柚子を水洗いして後、水を切り布巾で水気を完全に拭き取ります。
②頂点から皮を回しながらむき、実に残った白いワタはきれいに取り除きます。
③実を横半分に切ります。(つぶれないように注意)
④実と皮を瓶に入れ、ホワイトリカーと氷砂糖を注いで密閉し、冷暗所に置く。
⑤1週間後に皮を取り出して完成です。
柚味噌
柚子の薫り高い独特の味噌です。炊きたてご飯にぴったり。
①柚子の皮をむき、細かく刻んで水にさらし、下茹でします。
②①の柚子の皮と砂糖、みりんを自家製の味噌に混ぜてとろ火にかけます。
③焦げないようにかき混ぜながら、半日ほど煮詰めます。
④水分が十分に飛んだら出来上がりです。 |