春の七草の種類 |
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種類 |
読み方 |
別名 |
芹 |
せり |
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薺 |
なずな |
ペンペン草 |
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御形 |
おぎょう・ごぎょう |
母子草 |
ほうこぐさ |
蘩蔞 |
はこべ |
はこべら |
あさしらぎ |
仏座 |
ほとけのざ |
小鬼田平子 |
田平子 |
菘 |
すずな |
カブ |
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蘿蔔(清白) |
すずしろ |
大根 |
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せり
セリ科
田の畦、湿地に自生する。若葉は香りが良く、食用にする。
なずな
アブラナ科
道端や田畑の雑草だが、利尿、解熱、止血効果を持つ。通称ペンペン草
ごぎょう
キク科
茎と葉に白い綿毛を発生させる。春に夏に黄色の小頭花をつける。茎葉は食用。
はこべ
ナデシコ科
山野、道端に自生する。昔の人は炒って歯磨き用にしていた。
ほとけのざ
キク科
田の畦などに多い。早春に黄色い花を咲かせる。若葉を食用にする。
すずな
アブラナ科
かぶのこと。ビタミンC、カロテン、カルシウム、食物繊維が豊富。
すずしろ
アブラナ科
大根。かぶと同様ビタミンC、カロテンを多く含む。
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七草粥 |
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七草粥は邪気を運ぶ鳥を追い払い、万病にかからないようにと、正月6日の晩に七草をきざみ7日の朝、粥を煮て食べる習慣で、八日また若菜の節句ともいわれています。地方によっていい方、草の種類に異同があり、七草に限らず12種もの若菜を使う地方もあるようですが、七草を使うのが一般的な伝承です。 鎌倉時代以前は七草ではなく七種の穀物【米、粟、黍、稗、小豆、麦、大豆(みの)(胡麻)】を使っていました。 |
栄養素と効果 |
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栄養素 |
効果 |
せり |
ビタミンA、B2、カルシウム鉄分 |
健胃、整腸、目の充血、めまい、頭痛 |
なずな |
タンパク質、ビタミンA、B1,B2、
カルシウム、鉄他 |
高血圧防止、利尿、解熱 |
ごぎょう |
タンパク質、ミネラル |
咳、痰、風邪の予防 |
はこべ |
タンパク質、鉄分 |
胃炎、胃弱、催乳効果 |
ほとけのざ |
抗酸化物質 |
筋肉痛、打撲 |
すずな |
ビタミンC、カロテン他 |
整腸、解熱 |
すずしろ |
ビタミンA、C、鉄分他 |
整腸、解熱 |
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レシピ |
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七草粥の作り方
材料(4人分)
米4カップ、水(下表を参照)、塩少々、七草(セットで市販されています)100~150g(お好みで)
作り方
①米を研ぎます。
②鍋に①の米と、作りたい粥のやわらかさに応じた量の水を入れます。
③鍋を火にかけ(強火)、沸騰したら弱火にして、更に20~30分炊きます。(※途中でかき混ぜてはいけません。煮こぼれしないよう注意してください。)
④七草をよく洗ってから、軽く茹でてアクを取った後、冷水に浸し、取り出して水気を切り、細かく刻みます。
⑤米が炊きあがったら刻んだ七草を鍋に入れ、塩を加えて出来上がりです。
※水の分量
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米 |
水 |
全粥 |
1に対して |
5~6 |
七分粥 |
1に対して |
7~8 |
五分粥 |
1に対して |
10 |
三分粥 |
1に対して |
15 |
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