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野菜の知識

えのきたけ
キシメジ科
velvet foot(英)
天然のえのき茸は黄褐色で傘が大きく開いていますが、栽培物は柄が長く、白いもやし状です。一般的にえのき茸といえば後者の栽培物を指すことが多いです。天然のえのき茸を見たことがない人も多いのでは?
ここでは栽培物についてご紹介します。
来歴
古くはなめすすきと呼ばれ、今でも地方によっては「なめすき」「なめたけ」「なめらこ」など、さまざまな呼び名があります。醤油煮のエノキタケの瓶詰めが「なめたけ」といわれるのも古くからの名前があってのことでしょう。
日に当たると?
えのき茸が色白なのはもやし同様、日光を遮断されて育つためです。
日に当てて栽培すると黄褐色になり、シャキッとした歯ごたえが強くなります。傘も大きめになり、えのき茸の面影が少なくなります。
選び方
パックの脱気が十分で、傘が広く硬いもの。水気がなく、茎が軟化していないものを選びましょう。
保存法
購入後は早めに食べるのが望ましいですが、保存する場合は冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。あまり温度が低いと品質、味ともに劣化してしまいます。
栄養価
えのき茸は主に鍋料理に使われますが、ヘルシーで手ごろな上に、健康効果が大きいため、普段から継続して食べていただきたいですね。
・ ガン予防効果
継続して摂取するとガンの発生が抑えられるといわれます。EA6という成分ががん細胞の増殖を防ぎます。実際えのき茸農家のガンでの死亡率は低いといわれています。

・ 活性酸素の除去
生活習慣病の引き金ともなる活性酸素を除去する働きがあります。

・ 食物繊維が豊富
食物繊維が腸内の老廃物をきれいにします。

・ ビタミンB2
食物繊維との相乗効果でタンパク質や脂肪の代謝を良くし、肥満予防に効果的です。

毎日継続!
ただ注意していただきたいのは、どの野菜・果実にしても一度食べただけでは効果がほとんど望めないことが多いです。ほぼ毎日継続して摂取し続けてください。
レシピ
えのき茸は調理の際、あまり長時間煮込んだり焼いたりすると、抗酸化作用が下がることもあるので注意しましょう。みそ汁やスープの具にすると有効成分を逃すことなく摂取できます。

えのきフライ ~酒の肴に~
材料(4人分)
えのき茸2袋、焼き海苔1枚、小麦粉・溶き卵・パン粉各適量、揚げ油
① えのき茸は石づきをとり、小房に分けます。
② 焼き海苔は3cm幅の帯状に切り、さらに5cm長さに切り分けます。
③ 切った焼き海苔で小房のえのき茸を巻き、巻き終わりに水をつけてはがれないようにします。
④ 用意したパン粉をミキサーあるいはフードプロセッサにかけて細かくします。
⑤ ③に小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけ、180℃に熱した油に入れ、からりと揚げます。

えのき茸の牛肉巻き焼き
材料(4人分)
えのき茸200g(2袋)、牛肉(薄切り)200g、サラダ油少々、レモン1個、しょうゆ適量
① えのき茸は石づきを取り、小房に分けます。
② 牛肉を1枚ずつ広げ、小房に分けたえのき茸を包みます。
③ フライパンを熱してサラダ油をひき、②の巻き終わりを下にして並べます。
④ 中火で焼き付けた後、肉の色が変わったら転がしながら焼き、全体に焼き色をつけます。
⑤ 焼き上がったら皿に盛り、スライスしたレモンを添えていただきます。
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