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野菜の知識

カリフラワー
アブラナ科アブラナ属
cauliflower(英)
地中海沿岸原産のブロッコリーと同系統のキャベツの仲間。18世紀までブロッコリーとの区別なく栽培されていましたが、19世紀に入り独立栽培が始まったといわれています。
日本では明治時代に導入され、ブロッコリーよりも人気がありました。
しかし、ブロッコリーとの対決はブロッコリーの栄養価や健康効果が注目される中で、次第にカリフラワーは押され気味になっています。でも、カリフラワーは淡色野菜の中でも栄養価が高く、緑黄色野菜のブロッコリーに引けをとらない一面を持ち合わせています。
本来は10月頃から出回る冬の野菜として認識されているカリフラワーですが、近年では周年栽培されています。
選び方
~花蕾が硬く、こんもりしているものを~
カリフラワーは全体にこんもり盛り上がっていて花蕾が硬くしまっているものが新鮮です。
また、全体的に純白で傷などがないものを選びましょう。茎の乾き具合や外葉の状態なども鮮度の目安になります。
保存法
カリフラワーは長期の保存には向いておらず、花蕾が開くにつれ、味・栄養が減っていきます。
保存するときは茎に湿らせたクッキングペーパーを巻いて、ポリ袋に入れ冷蔵庫の野菜室で保存します。しかし、保存期間は1~2日を目途にしましょう。
長期の保存は茹でた後密閉し、冷凍保存するとよいでしょう。
栄養価
アブラナ科の野菜ですので、ブロッコリー、キャベツと同様にビタミンCを多く含みます。カリフラワーの優れたところは加熱してもビタミンCの損失が少ない点にあります。
ビタミンCは花蕾よりも茎に多く含まれますので、茎もしっかり食べるようにしたいですね。
ビタミンB1、B2も豊富で、食物繊維はキャベツや白菜よりも含有量があります。消化管の働きを活発にするほか、栄養素の吸収をよくし、腸内の環境を改善して発ガン性物質などの有害物質を排泄させます。また、疲労回復、ストレス解消、美容にも効果的です。
形・色とりどり
カリフラワーには品種改良により、形の違うものや紫色やオレンジ色のものが存在します。
レシピ
カリフラワーのサラダ~ヨーグルト和え~
材料(4人分)
カリフラワー1株、小麦粉大さじ1(同量の水で溶く)
A(プレーンヨーグルト大さじ2、フレンチドレッシング大さじ4、砂糖1つまみ)
レタスの葉(2~3枚)、パプリカ(スパイス)少々
① カリフラワーは茎の硬い部分と葉を取り除き、茎に十字の切り目を入れます。
② ②のカリフラワーを時々転がしながら5分ほど茹でます。やや硬めに茹で上がったら、サッと流水で水洗いしながら冷まし、水気を切って小房に切り分けます。
③ Aの調味料を混ぜ合わせ、ヨーグルトドレッシングを作っておきます。
④ 器にレタスの葉を敷き、カリフラワーを盛り付けます。④のドレッシングをかけ、いろどりにパプリカをふって出来上がりです。

カリフラワーのサラダ~カレー風味~
材料(4人分)
カリフラワー1株、小麦粉大さじ1(同量の水で溶く)
A(酢大さじ2、塩小さじ2/3、カレー粉小さじ2、サラダ油大さじ3、こしょう少々)
サニーレタス(またはグリーンリーフ)2~3枚、パセリ少々
① カリフラワーは茎の硬い部分と葉を取り除き、茎に十字の切り目を入れます。
② 鍋にたっぷりの湯を沸かし、水溶きの小麦粉を加えます。煮立ったら①のカリフラワーを茎を上にして入れ、やわらかくなるまで7~8分茹でます。
③ ②のカリフラワーがやわらかくなったらザルに上げて水気を切り、冷ましてから小房に切り分けます。
④ Aの調味料を混ぜ合わせてカレー味のドレッシングを作り、③のカリフラワーを加えて全体に混ぜ合わせ、味をなじませるためにそのまましばらくおきます。
⑤ さらにサニーレタスを敷いて、④のカリフラワーを盛り付けます。仕上げにパセリのみじん切りをふって出来上がりです。

簡単グラタン風チーズ焼き
材料(4人分)
カリフラワー1株、牛乳3/4カップ、チェダーチーズ(すりおろす)1カップ、塩適量、こしょう少々
① カリフラワーは茎の硬い部分と葉を取り除いて小房に分けます。
② 鍋にたっぷりの湯を沸かし、牛乳1/4カップと塩ひとつまみを加えます。
煮立ったら、①のカリフラワーを加え、やわらかくなるまで茹でてザルに上げます。
③ 耐熱容器に②のカリフラワーを盛り付け、残りの牛乳を注ぎます。軽く塩、こしょうをして、すりおろしたチェダーチーズをカリフラワーの上にのせ、200℃に熱したオーブンに入れ、10~12分表面がきつね色になるまで焼き上げます。
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