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土用の丑の日
土用の丑の日といえば鰻(うなぎ)です。鰻を食べると夏バテしないと言われているのは有名ですね。7月の鰻消費量は年間で1番多く、魚屋やスーパーでも鰻大売出しが行われます。
【月日】
立秋前の18日間の土用のうち丑にあたる日
【由来】
「丑の日」とは、昔の暦のかぞえ方であり、日付を十二支の順に当てはめていった丑の日のことをいいます。の「土用」とは立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間のことをいい、本当は年に4回ありますが、最近では、特に立秋の前の18日間、つまり夏の土用を指すようになりました。これには「土用の丑の日」に「鰻(うなぎ)」を食べる習慣が全国的に定着していることが関係しています。
【月日(今後の土用の丑の日)】
2006年 - 7月23日 8月4日(土用二の丑)
2007年 - 7月30日
2008年 - 7月24日 8月5日(土用二の丑)
2009年 - 7月19日 7月31日(土用二の丑)
2010年 - 7月26日
2011年 - 7月21日 8月2日 (土用二の丑)
【なぜ鰻?】
土用の丑の日には鰻を食べると良いとされています。この起源には様々な説があるのですが、代表的なものを紹介します。
ひとつは江戸時代に学者、発明家として有名だった平賀源内が発案したという説です。源内が知り合いの鰻屋から「夏場はウナギがあまり売れないため、商売がうまくいかない」という相談を受けました。そこで『本日丑の日』と書いた看板を鰻屋の店先に張り出し鰻を販売したところ、お店は大繁盛したという説です。これは、「丑の日に『う』のつく食べ物を食べると夏負けしない」という民間伝承を源内がうまく利用して宣伝したものでした。次第にこの話が他の鰻屋にも伝わっていき、真似るようになったということです。

もうひとつの説は、江戸時代に発行された書物に書かれていたお話からです。殿様から鰻の蒲焼の大量注文を受けた鰻屋が、とても一日では作りきれないと言うことで、子の日、丑の日、寅の日の三日間に分けて作り、それぞれ出来上がったものを土瓶に入れて保存しておきました。納品する日、それぞれの土瓶から蒲焼を取り出してみたところ、子の日と寅の日に作ったものは傷んでしまい使い物にならなかったが、丑の日に作ったものだけは無事だったからという説です。
上の話が全国に伝わり、「土用の丑の日には鰻を食べる」という風習が定着していったようです。
【食】
この日は鰻ばかりが目立っているようですが、ドッコイ、香草・妻物類もしっかりと脇を固めています。鰻の薬味として、山椒、山葵、はじかみ、すりおろした大根などを添えると鰻の美味しさが一層引き立ちます。その他、夏バテ防止のスタミナ商材として、長芋、オクラ、ゴーヤ、モロヘイヤなども一緒に食べるとバランス良く栄養を摂取することが出来ますよ。
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