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果実の知識

ピーナッツ
~ついつい手が出て止まらない~
歴史
南アメリカのアンデス地方原産。古代ペルーの遺跡から、種の化石や落花生の形をしたツボが発見されていることから、紀元前1000年頃には人類によって栽培が始まっていたと考えられます。時は流れ、大航海時代になるとコロンブスらの手によって世界中に広まります。
日本には中国から江戸時代初期に渡来したという説が有力です。栽培歴としては明治4年に神奈川県大磯の渡辺慶次郎氏が「異人豆」を食べてこれを持ち帰り、栽培を始めたという記録があります。このため神奈川県が落花生発祥の地といわれています。
品種
「品種?ピーナッツはピーナッツなんじゃないの?」なんて言わないでください。落花生にもいろいろと品種があり、特徴も違うのです。大きく分けて、大粒でそのまま食べられるバージニア種と、小粒で主にお菓子やバター、食用油の原料に使うスパニッシュ種に分けられます。ここでは国産の代表的品種を簡単にご紹介します。

●千葉半立(ちばはんだち)
落花生の中では最高級と評価される王様的存在。
歴史も古く、昭和20年代より継承されてきました。非常にコクと風味が豊かな品種です。草が上を向く品種と横に伸びる品種を掛け合わせて誕生したので「半立(はんだち)」の名がつきました。味の評価は抜群ですが、栽培が難しく、量的にはそれほど多く作れません。そのため他の品種や中国産と比べれば高価です。

●中手豊(なかてゆたか)
あっさりした風味が特徴。国産落花生の中心的品種です。
昭和50年代から栽培が始まりました。早生種であり、千葉半立よりも早く流通させることが有利点。また、栽培が比較的簡単で、反あたりの収穫量が多いため、安価に提供できるのが強みです。

●郷の香(さとのか)
甘味は上記2品種より劣りますが、実が大きいため、ゆでて食べるのに適した品種です。
形態
落花生はあまりに身近な食材ですので食べ方、用途はさまざまですが、商品の形態としては大きく分けて3パターンになるでしょう。

①いりざや
殻つきのまま煎ったもの。手で皮をむいてポリポリ食べる、一番オーソドックスな形。殻の中に風味が閉じ込められますので、本来の風味を楽しむには昔も今もやっぱりこれです。

②むき落花生(渋皮付き)
外の殻はメーカーがむいてくれるけれども茶色い渋皮は付いたもの。多くは軽く塩味がついています。渋皮はむかずに食べるのがおすすめ。渋皮には成人病予防のすぐれた効能が秘められているからです。

③バターピーナッツ
通称バタピー。渋皮もすべて取り除き、油で揚げ、バターと塩をからめたものです。ビールのつまみやお菓子とのミックスなど幅広い形で使われているので、消費者にとって接する機会の一番多い形でしょう。
雑学
●ナッツか豆か
ナッツというのは木の実やその種子のことで、主に硬くて乾いた木の実のことをいいます。落花生は実はマメ科の植物であり、あくまで“豆”であって“木の実”ではありません。しかし、殻が硬く、形や味が木の実の仲間に似ているため、“ナッツ類”として取り扱われることが多いのです。つまり、ピーナッツは“ナッツ”ではないけれど“ナッツ類”なのです。

●たくさんの別名
落花生には「地豆」「南京豆」「異人豆」「唐人豆」・・・そして「ピーナッツ」など、たくさんの別名があります。
「落花生」と「地豆」は、豆のでき方から付いた名前です。落花生には黄色い花が咲きますが、花が散った後、その跡に子房ができます。この子房は伸びて地面にもぐるようになり、土の中で実をつけるのです。まるで“落”ちた“花”から“生”まれるようなので「落花生」。また、地中でできる豆だから「地豆」です。
「南京豆」「異人豆」「唐人豆」は、落花生が中国から日本に伝えられたことからきた名前です。
「ピーナッツ」は「peanut」。pea=えんどう豆のような豆のこと。nut=木の実のこと。豆でもあるしナッツ類でもある落花生にぴったりの名前です。

●ピーナッツの日
毎年11月11日は「ピーナッツの日」です。
落花生は1つの殻に2粒の豆が入っていて、まるで双子のようです。このイメージから、2つの数字が重なりあう日“11月11日”が選ばれたのです。これは全国落花生協会が定めました。
この時期は国産の新豆が市場に潤沢に出回る頃ですので、ちょうど落花生が一番おいしく食べられる季節でもあるのです。
保存方法
もともとが保存の効く食材ですから、あまり気にする人はいないかもしれませんね。しかし、落花生(特に開封後)は脂肪分が多いので、酸化するにしたがって風味がどんどん落ちてしまうのです。
高温多湿の環境では、たとえ未開封でも品質は落ちていきます。
長くおいしく食べるには、なるべく空気にさらさないこと。密閉容器に入れて冷蔵庫に入れておくのが最高の保存方法です。
栄養
~食べ過ぎなければ最高の栄養食~
●オレイン酸とリノール酸
落花生には非常に多くの脂肪分が含まれていますが、その多くはオレイン酸とリノール酸という“不飽和脂肪酸”ですので、生活習慣病予防に非常に力を発揮してくれます。
オレイン酸は悪玉コレステロール値を下げる働きがあり、動脈硬化予防に効果的です。
リノール酸にも血液の流れをよくする働きがあり、やはり動脈硬化や高血圧に力を発揮してくれるでしょう。

●レスベラトロール
最近の研究で、落花生の渋皮にポリフェノールの一種である「レスベラトロール」が豊富に含まれていることがわかりました。レスベラトロールは非常に抗酸化力の強い物質で、悪玉コレステロールを減少させ、心臓病や動脈硬化、ガンといった生活習慣病を予防する効果がすぐれています。

●アルギン
落花生には各種タンパク質も豊富です。タンパク質を構成するアミノ酸に含まれる「アルギン」によって血液の流れがよくなり、ビタミンEと協力して冷え性などを予防します。

●レシチン
落花生にはレシチンが非常に大量に存在します。レシチンは脳機能を活発にし、記憶力を高めてくれる成分。ビタミンB群の長所をうまく取り込んで、ストレスやイライラを解消し、心の健康を保つ働きをしてくれます。

●ビタミンE
落花生にはビタミンEも豊富です。ビタミンEには強力な抗酸化作用があり、美肌効果や老化防止に効果的です。また、タンパク質の「メチオニン」と協力して肝臓の働きを助ける働きもします。

●ビタミンB1
落花生にはビタミンB1も豊富に含まれます。

●ミネラル
マグネシウム、亜鉛、鉄などのミネラルも豊富です。

◎注意点
以上述べてきたように、落花生は栄養的に文句のつけようがない食品のように思えますが、非常に高カロリーであるということを忘れてはいけません。食べ始めるとついつい手が止まらなくなりますが、たった30gでご飯1杯分と同じカロリー摂取です。くれぐれも食べ過ぎにはご注意を。
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