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果実の知識

ハネジューメロン
~今や日本にもすっかり定着した輸入メロンの代表格~
ハネデューメロンは主にアメリカやメキシコから輸入されています。
形は楕円形でネット(メロンの表面にある網目模様)はなく、表面はすべすべ。 果肉は乳白色又は薄緑色で多汁。果肉は厚くて大変食べごたえがあります。 糖度が12度から16度で、甘みの大変強いフルーツですが、その割にはさっぱりとした風味があり、食後に爽快感をもたらします。 メロンとしては比較的安価に求められるのもうれしいところです。
名前
ハネデュー、ハネジュー、ハニーデュー、羽根十・・・微妙に違う呼び方、書き方をされていますが、英語の「Honey dew melon」を日本語読みしたものです。 「Honey dew」=「はちみつのしずく」。 はちみつがしたたるような、なめらかで甘いメロンという意味です。
歴史
メロンは古代エジプト・ギリシャ・ローマ時代から栽培の記録が残っていますが、それほど発達はしなかったようです。アメリカには16世紀に入って導入され、19世紀後半から栽培が盛んになりました。 そのうち、南フランス原産のWhite Antibesという品種がカリフォルニアに渡って発達したのがハネデューであると考えられています。カリフォルニア特有の、湿度が低く温暖な気候がハネデューの生育に大変適していたのでしょう。さらにここから南に伝播してメキシコにも普及しました。
産地と出回り期
一年中輸入されています。ただし、時期によって生産国が異なります。
アメリカ産は7月~10月、メキシコ産が11月~6月。
特に、国産の露地メロンの端境期に大量に輸入されています。
見分け方
持ってみてずっしりと重量感のあるものを選ぶと良いでしょう。また、表面に張りのあるものは、水分が豊富であることの証拠です。
ハネデューメロンは1玉が非常に大きなフルーツですから、最近はあらかじめカットされて店頭に並ぶケースが多いようです。中の果肉が黒ずんでおらず、みずみずしいものを選ぶとよいでしょう。また、カット済みのハネデューは買ったその日に食べ切ってしまうのがいいでしょう。
保存方法
ハネデューメロンは他のメロンに比べて長持ちするのが長所。
ラップに包んで冷蔵庫に入れておけば2~3週間は保存できます。
食べ頃
ハネデューメロンの食べ頃というのは、プロでも見分けるのが難しいものです。
次の3点を参考にしてください。

①皮の表面の色
白っぽい表面がやや黄色を帯びてきたら食べ頃に熟してきた証拠。

②手触り
硬くすべすべしていた表面が、しっとりとやわらかくなってきたら程よい熟度の証拠。ただし、軸部分が茶色に変色したり、振って種の離れた音がすると熟しすぎです。

③香り
未熟のハネデューはあまり芳香はありません。香りが適度に漂ってくるようになると食べ頃です。
栄養
酵素ペクチンが含まれています。
ペクチンには整腸作用・利尿作用を促す効果があり、体内をきれいに掃除する役目を果たします。二日酔いの後にも最適です。
また、カリウムが豊富なのも特徴。 カリウムはとり過ぎた塩分を体外に排出し、、血圧を下げる効果があります。カリウムの摂取量が多いと高血圧の発症率が下がるという調査結果が出ています。血圧を下げる効果があります。カリウムの摂取量が多いと高血圧の発症率が下がるという調査結果が出ています。
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