誕生 |
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アンデスメロンが登場する前の日本には、マスク(アールス)メロンとプリンスメロンしかなく、特にマスクメロンは栽培が難しく、価格も高価で、消費者にはなかなか手が出ないフルーツでした。そこで、マスクメロンのように表面にネットを張り、栽培が簡単で値段もお手軽な新品種の研究が盛んになりました。 こうした流れの中、昭和52年に坂田種苗(現在のサカタのタネ)が発表したのがアンデスメロンです。アールスメロンとコサックメロン、ハネデューメロンなどを交配させて開発したものと思われます。 アンデスメロンはプリンスよりも早い時期に作ることができ、大玉であるため、急速に栽培面積が広がり、大衆メロン№1の座につきました。 |
名前の意味 |
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日本で誕生したのになぜ「アンデス」という名前なのでしょう。
実は、南米のアンデス山脈とは全く関係ナシ。
作りやすい、病気に強い、たくさん獲れる、手ごろな値段で買える・・つまり、農家は安心して作れる、消費者も安心して買えるということから「アンシンデス・メロン」となり、それを略して「アンデスメロン」と命名したのです。 |
出回り期と産地 |
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春から夏にかけ、九州~東北をリレーするように産地が北上していきます。
熊本産は4月~5月、茨城産は5月、山形産は7月がそれぞれ最盛期です。近年のハウス栽培の進歩によって、ごく少量ながら冬場でも手に入るようになりました。 地元石川県でも栽培されていますが、数量はわずか。最近では韓国などでも栽培が始まり、輸入されています。 |
選び方 |
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形が整っていて、花落ち(お尻の部分)の小さいものが上質です。一般的に、網目が細かいほど香りも味も良い傾向があります。 |
保存法 |
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食べ頃になるまでは室温で保管し、冷蔵庫には入れないようにして下さい。メロン類は冷やしすぎると甘さが落ちてしまいます。 |
食べ頃 |
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花落ち(お尻の部分)を指で押してみて、少し弾力を感じるようになったら食べ頃。その頃にはメロン特有の香りも強くなります。
冷蔵庫で1~2時間冷やしてから食べてください。 |
栄養 |
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カリウムが豊富に含まれるのが最大の長所。カリウムが体内から排泄される場合、必ずナトリウム(塩分の主成分)を伴って出て行くため、メロンを食べることは体内の塩分量を調整するのに役立ちます。これにより、現代人に多い高血圧症を予防する効果を期待できます。 |