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果実の知識

スモモ
バラ科スモモ属
~初夏の訪れを告げる季節感溢れるくだもの~
【すもも・李・プラム】
すももは多汁で甘酸っぱい濃厚な味で、夏の旬の果実として親しまれてきました。最近では健康食品としても改めて需要が出てきています。
すももは「日本すもも」「西洋すもも」「アメリカすもも」に大別されます。日本で食べられているいわゆる“スモモ”は日本すももです。女性に人気の高いプルーンは西洋すももの一種です。
来歴
「日本すもも」の原産地は中国。歴史は古く、日本には弥生時代に中国より渡来したと考えられ、古事記や万葉集に「李」としてその名が見られます。当時は観賞用だったものが、江戸時代に入り食用も盛んになり、明治以降に果樹園の栽培が始まったようです。 19世紀後半、この「日本すもも」がアメリカに渡り、アメリカの品種と交配されます。これを再び逆輸入し、さらに品種改良を施したのが現在のすももです。「プラム」という名前が一般的に定着しているのも、こうした経緯があるからです。すももの品質は、いろいろな国を渡り歩いて進化してきたと言えるでしょう。
品種
すももは品種によってそれぞれ特有の風味があり、出回り時期・果皮の色・果肉の色がさまざまです。

●大石早生(おおいしわせ 早生種)
シーズンのトップバッターを勤める品種。6月より出回ります。 大正時代にアメリカから導入された品種「フォーモーサ」の実生から選抜育成された品種。育成した福島県・大石俊雄氏の苗字を取って名付けられました。
ほどよい甘酸っぱさがあり、完熟すると皮が真っ赤、果肉は黄色になります。

●紅りょうぜん(早生種)
大玉でハート型が特徴的。果皮は紅紫で果肉は明るい紅色です。
収穫は7月初旬~中旬。

●サンタローザ(中生種)
アメリカのバーバンク氏が、日本スモモと北米の在来種を交配させて育成し、大正末期に日本に逆輸入された品種です。7月中旬がピーク。 果皮は鮮紅色で果肉は黄金色。甘味が強く、酸味とのバランスも非常に良い品種です。

●ソルダム(晩生種)
アメリカで交配されて誕生した日本すももの品種で、7月上旬から収穫されます。現在、アメリカにはこの品種はなく、来歴は不明です。果皮は薄い緑色、紅色の細い縞模様が少しあり、熟してくると暗い赤黄色になります。また、白い果粉におおわれ、青黒い小さな斑点が出るのも特徴。果肉は濃い赤色で味は濃厚です。

●太陽(晩生種)
山梨県塩山市の雨宮正一氏が収集した品種の中から育成された品種。皮は鮮紅色で果肉は白い。
日持ちが良いことと、外観が美しいことが長所です。
出回り期は8月上旬~下旬。

●貴陽(きよう 晩生種)
山梨県の高石鷹雄氏によって、「太陽」の自然交雑実生より選抜して育成された品種です。果実の大きさが200g前後と非常に大きく、「世界一大きいすもも」として注目されている品種です。今後栽培は増えていくものと思われます。
見分け方
色が明るく鮮やかで、表面に張りがあり、弾力のあるものを選びましょう。
表皮に白い粉がふいていることがありますが、これは農薬ではなく果粉です。新鮮さと甘さの証明ですので、こうしたものこそ選んでください。
保存方法
常温でも4~5日はもちますが、長く保存したい場合はポリ袋に入れて冷蔵庫へ入れてください。
栄養
・食物繊維が多く整腸作用に優れ、便秘解消に最適。
・ほどよい酸味の成分はリンゴ酸とクエン酸で、疲労回復に役立ってくれます。
・カリウムなどミネラルも豊富で、高血圧予防に有効です。
・干したスモモやプルーンは鉄分が多く、貧血によく効きます。
よもやま話
◎名前
スモモの語源は中国で「酸桃」と表記されたことにあると考えられます。「すっぱいモモ⇒酸(す)いモモ⇒スモモ」となったわけです。

◎五果
中国では古くから、健康を保つための重要な果実を5つ選び、「五果」と呼んで大切にしてきました。「五果」とは桃、杏(あんず)、棗(なつめ)、栗、そして李(すもも)の5つです。また、日本でも昔からよく「すももはどれだけ食べてもお腹をこわさない」と言われてきました。

◎ことわざ
人から疑われるような行動はしないほうがよいという意味のことわざ「李下に冠を正さず」の「李」はすもものことです。
プルーン
プルーンは西洋すももの一種です。日本には明治の初めに導入されましたが、多雨多湿の日本の風土に合わず、また、乾果が日本人になじんでいなかったことから、それほど普及しませんでした。しかし近年、その栄養価が見直され、女性を中心に根強い人気を獲得するようになるに従い、国内での栽培も徐々に拡大するようになりました。現在では長野県を中心に「シュガープルーン」や「サンプルーン」などが生産されています。

☆シュガープルーン
古くから日本にある代表的な品種。果皮は紫紅色、果肉はオリーブ色で、甘みが多く酸味の少ない品種です。

☆サンプルーン
長野県佐久地方で偶発実生から発見されたといわれる品種です。果皮は濃紫色で果肉は黄色。甘みの強い品種です。

☆スタンレイ
アメリカで育成され導入されたプルーンの代表的品種。果皮は鮮やかな濃紫色。果肉は淡黄色で、非常に甘みが強く、多汁。日持ちが良いのも長所です。
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