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果実の知識

その他梨
pear
~苛烈な梨サバイバルレース~
日本におけるポピュラーな梨といえば「1位 幸水、2位 豊水、3位 20世紀」といった具合でしたが、近年は幸水・豊水の品質をしのぐ新品種が続々と登場しています。
南水(なんすい)梨
果形はやや扁平。1個の重量は350g~400gと中程度。
最近よく目にするようになった新しい品種ですが、数ある中で今もっとも評価の高いのがこの南水です。とにかく甘みが強い!平均でも15度の糖度を誇ります。果汁も多く、酸味の非常に少ない品種で、食味の点では文句のつけようがありません。
ただし値段は他の梨に比べてかなり高め。これまでは数が少ないので希少価値があり、主に贈答用として流通してきました。しかし、栽培量は年々増加傾向にあり、今後はもっと手ごろな値段で求められるようになるでしょう。
出回り期は9月中旬~10月。
晩生種で、新水・幸水・豊水とリレーしてきた赤梨系の最終走者を務めます。

長野県南信農業試験場で交配育成され、1990年(平成2年)に品種登録されました。越後×新水の交配。

南水の評価が高い理由は食味だけではありません。日持ちのよさも抜群
日持ちの点でも優秀で、室温でも放置しても1ヶ月程度、冷蔵庫で保存すればさらに持ちます。
あきづき梨
漢字で書くと「秋月」ですが、ほとんどの場合、ひらがな表記で流通しているようです。
直径10cm前後、果重500gと大型。まだそれほど多くは栽培されていないのでなじみは薄いかもしれませんが、業界では最も注目度の高い最新品種です。
糖度は13度~14度と高く、酸味は少ない。また、果肉はやわらかくて緻密。果汁も非常に豊富で食味は最上級です。特に秀逸なのが果形の良さで、大きい上に非常に姿かたちが良く、この梨の強力なセールスポイントとなっています。
品質・出荷時期ともに南水とはライバル関係にあり、今後豊水も含めて赤梨晩生種の熾烈なサバイバルレースが繰り広げられることでしょう。
9月中旬~10月にかけて出荷されます。南水とはシーズンがほぼ重なります。

農林水産省果樹試験場で交配育成され、1998年(平成10年)に登録された新しい品種です。
「162-29(新高×豊水)」×「幸水」の交配。

南水ほどではないにせよ、やはり日持ちの良い品種です。ポリ袋に入れて冷蔵庫に入れておくとより一層長持ちしますが、あまり冷やすとかえって風味を損ないますので、食べる数時間前に冷蔵庫に入れるのがもっともよいでしょう。
新高(にいたか)梨
結構古くからある品種ですが、近年じわじわと消費を伸ばしています。
平均果重500g、大きいものになると1kgにも達する大玉梨の代表格で、その威風堂々たる体格ゆえ、贈答用としては最適の梨といえるでしょう。
果肉はやわらかく、糖度は平均12度。酸味も少なく食味は良好です。
9月下旬~11月にかけて出回る赤梨の晩生種です。

大正4年より神奈川県農業試験場において交配育成され、昭和2年に発表された品種です。「天の川」×「今村秋」の交配。
非常に貯蔵性の良い品種です。冷暗所又は冷蔵庫に保存すればお正月頃まで食べられる場合もあります。
晩三吉(おくさんきち)
「ばんさんきち」と呼ぶ人も結構多いようですが“晩三吉”と書いて「おくさんきち」と読むのが正式な呼称。名前の通り晩成種の代表的存在です。貯蔵性にも富んでいるので、晩秋から翌年春まで食べられるという息の長い品種です。この梨は貯蔵することによって一層品質が向上し甘みが増してきます。

直径12~13cm、果重500g~700gの大型の赤梨で、表面は凸凹しています。
肉質は軟らかく、果汁が豊富。シャキシャキした歯ざわりが特徴的です。

収穫時期は10月下旬~11月上旬。
貯蔵により12月~翌年4月頃まで出回ります。

品種自体は結構古くからあり、江戸末期から明治初期の頃にかけて、新潟県中蒲原郡両川村において「早生三吉」という品種の偶発実生として発見されたという記録が残っています。

晩三吉はもともと貯蔵向きの品種で、長期保存が可能です。うまく貯蔵すれば半年もの保存が可能。
一般家庭では、ポリ袋に入れて冷蔵庫に入れておくと長持ちします。ただし、かなり大きな玉ですので冷蔵庫の場所を取ります。手に入ったら常温で置いておき、早めに食べてしまうのが現実的でしょう。
新興(しんこう)梨
晩三吉や新高ほどではありませんが、平均果重400gと梨の中では大型の部類。
晩生種の中では甘みも強く、糖酸バランスの優れた品種です。

収穫期は10月中旬からで、貯蔵も含め10月~12月に出回ります。

昭和16年に新潟県農業試験場園芸部が育成し、昭和16年に発表された品種です。
二十世紀の自珠交雑実生により誕生しました。

ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存しておくと長持ちします。
愛宕(あたご)梨
なんといってもそのデカさ!日本一大きな赤梨で、大きいものは2㎏以上にもなります。生産量の少ないこともあって、1個1000円以上する高級果実となっています。果肉が軟らかく、独特の香りが漂う品種です。
収穫時は結構酸味のある品種ですが、常温で保存すると酸味が抜けてきます。そのうち甘い香りを発するようになり食べ頃となりますので、その時を逃さないように食べましょう。

11月下旬~12月下旬ごろ出回ります。

冷蔵庫に入れるにはちょっとデカすぎるかも。
貯蔵性に優れた品種ですので、常温で保存してください。
新雪 (しんせつ)梨
これまたジャンボな晩生梨。重さは1個1㎏~1.5㎏にもなります。
食感はシャリシャリしており、味はさっぱりとしているのが特徴。
他の晩生梨同様、貯蔵性に優れています。

11月下旬よりスタートし、翌年3月頃まで出荷されます。
冷蔵豊水(れいぞうほうすい)
9月に収穫した豊水を1個ずつボリエチレンの袋に入れてパックし、冷蔵貯蔵することにより長期保存を可能にしたものです。

※ポリエチレン包装の効果
収穫後の梨も呼吸をしており、果実からは二酸化炭素が放出されます。これを特殊なポリエチレンフィルムで密封包装すると、外部から酸素が適度に入り、中の二酸化炭素が外部に出て行くため、包装内のガス濃度が常に一定の低酸素・高二酸化炭素環境に保たれます。これによって果実の呼吸が抑制され、追熟・老化を防止することができるのです。この技術は他の果実にも幅広く応用されており、「冷蔵富有柿」などでも同様の包装形態をみることができます。
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