| 幸水の特徴 | 
                
                
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                  形はやや扁平な球形で果実の下の部分が大きくへこんでいます。果重は300g前後、果皮は赤梨の中では中間色で、コルク層が全面を覆っています。赤梨の早生種のなかでは品質は最高といわれています。 
                  菊水(青ナシ)と早生幸蔵(赤ナシ)の交配種で、昭和16年に農水省果樹試験場で生まれ、昭和22年に初結実、昭和34年に発表された品種です。世に知られるまで10年間もかかり、広く一般に認知されたのは昭和50年ごろ。幸蔵系の持つ特有の香気があり、過熟になると独特の芳香がします。 | 
                
                
                  | 出回り期 | 
                
                
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                  出荷時期は7月~9月。ハウス物は7月上旬から出荷されます。露地は8月上旬から出荷され、最盛期は8月~9月上旬。 
                  この時期、金沢市場には佐賀産、福岡産などが出回りますが、なんといっても地物(石川産)が主役となります。 
                  石川県産の幸水は8月10日ごろより約1ヶ月間に渡って潤沢に供給されます。 | 
                
                
                  | 選び方  | 
                
                
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                  色つやがよく、傷がなくて果皮に張りのあるもの。ヘタがピンとしてずっしりと重量感のあるものを選ぶとよいでしょう。果形が丸く整っており、お尻の部分まで色が回っていることもポイントです。 
                  品質の安定度でも評価の高い梨ですが、味ぼけなどの品質低下が早いとも言われています。常温では出荷後4~5日で味の低下が現れてくるので、なるべく早く食べきることが必要です。  | 
                
                
                  | 保存法  | 
                
                
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                  日持ちは早生種としては普通で、ポリ袋に入れ冷蔵庫へ入れておくと完熟果は7日間程度持ちます。。暑い時期の果実なので早めに食べきって下さい。  
皮をむき果肉を長く空気にさらすと変色するので、食べる直前に皮をむきカットするのがよいでしょう。塩水に漬けて変色を防ぐ方法もありますが、塩水が濃いと風味を損なうので注意が必要です。 | 
                
                
                  | 栄養価  | 
                
                
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                  果糖、ブドウ糖、ショ糖などを多く含むので甘味が強く、酸味は少ない果実です。 
                  成分は90%近くが水分で、栄養価の高い果物とはいえませんが、食物繊維・カリウムなどが多く含まれています。 
                  解熱作用・口渇きやのどの痛みの緩和、二日酔い・利尿作用もある一方、体を冷やす働きがあるので、妊産婦・冷え性の人、下痢をしやすい人は控えめに。胃腸の調子の悪いときも多食は避けたほうがよいようです。
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                  | 食べ方  | 
                
                
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                  生食が一番です。 
応用するならばジュース・シャーベット・デザート・あえもの・フルーツサラダなど… 
食べる2時間前くらいに冷蔵庫へ入れ、冷やして食べるとよりおいしく召し上がることができます。  |